半世紀以上前のレンズで写真を撮る
「アルコ写真工業」 日本のカメラ・レンズメーカーとして聞いた事のないメーカーと思いますが、昔、昔に 東京にあったカメラ・レンズメーカーです。このメーカーは1961年に既に廃業しています。アルコ写真工業は 8mmシネマカメラ・レンズも製造していました。今回1950年代の8mmシネマ用レンズ(シネレンズ)を使用し、デジタル撮影をしてみました。
「CINE-W.ARCO 6.5mm f:1.4」 このレンズを取り付けるカメラは PENTAX Q10です。Q10は、カメラのセンサーサイズが非常に小さく、8mmシネマカメラフィルムサイズに近いため、シネレンズに最も適したデジタル一眼レフカメラです。6.5mmと広角のレンズですが、Q10に取り付けると、35mm換算では 36mm相当の画角となります。カメラも小さいのでレンズの大きさがわかりにくいとおもいますが、35mmフィルムケースにぴったり収まる大きさです。
半世紀以上前のレンズの試し撮りです。
このレンズは、絞り調整のみ、ヘリコイドは無く固定焦点仕様のパンフォーカスレンズのDマウントレンズです。ネジ式のマウントでマウントのをゆるめてピントの微調整を行います。
あいにく撮影時間が夜のため夜景を撮ることにしました。四隅が少しケラレるのでトリミングしました。
ケラレは下の写真の様に出ます。
次回は日中の撮影に挑戦してみようと思います。
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